「急にホーンが鳴りっぱなしになったからうるさくて敵わん!隣の人がヒューズ抜いてくれたから直してほしい。
あとウインカーが一切点かないからそれも直してほしい」
とのことで入庫しました
ホーンが鳴りっぱなしになった場合に多い故障は『ホーン内部で短絡(ショート)が起きている』です
それでは修理開始です!
試しにヒューズ刺してみたらまぁうるさいことw
一旦ヒューズを外してフロントグリルを外し、ホーンの配線を抜いておきます
再度ヒューズを取り付けてホーンを当店に在庫していた中古に交換してみましたが鳴りっぱなしは変わりません
ということはホーン以外での短絡(ショート)と言うことになります
これは長期戦の予感…
ホーン本体以外の短絡箇所を探して、まずはホーンスイッチ、つまりハンドルのホーンボタンを調べてみたら諸悪の根源がいました
えぇ…すごくあっさり…全然長期戦ちゃうやーん…
ちょうど写真の中央部、オレンジで囲った部分にあるはずのプラリングが無くなっています
ここがネジ(アースについているのでアース扱い)と接触すると短絡してホーンが鳴っているわけですね
正常状態と異常状態のイラストで見比べてみるとわかりやすいかな、と思います
ネジに接触しないようにすると音が止まり、放すと音が出るので確定ですね
ここの故障は初めてですね…
無くはないんでしょうが、私自身では初めてのパターンです
というわけで故障個所もわかったことなのでいざ修理開始!
と思ったんですが、なんとこの部品、単体設定がありません
つまり新品で交換しようとするならハンドルまるっと交換になるという恐ろしい事態に…
そりゃイカンというわけで解体屋さんに電話してオレンジで囲ったパーツを入手
交換してエアバックを取り付けて作業終了となりました!
今回の修理代は部品代1500円で合計3800円となりました!
ありがとうございました!
ウインカーの修理を忘れてないかって?
大丈夫!ここまでの作業中に終わってるんです!
写真は運転席足元にあるヒューズボックス
〇で囲っている部分のヒューズが作業中に交換したホーンのヒューズなのですが、ヒューズの配置図をよく見てみるとHAZ/HORNの文字が…
そう!この車はホーンとハザードランプのヒューズが同じヒューズで共有されているんです!
ハザードランプ系統はウインカー系統と同一ですのでハザード系統のヒューズ=ウインカーのヒューズを抜いてしまったわけですね
そりゃあウインカーも点灯しませんよ
同様な故障ではハザードスイッチが故障してしまうとウインカーは点灯しませんのでウインカーがいきなり作動しなくなった場合は覚えておくといいかもしれませんね
というわけでヒューズを取り付けるとウインカーもハザードもちゃんと作動するようになっています!
昨今DIYで自動車をカスタムされる方もいらっしゃいますが、安易にヒューズを抜き差しせずにどのヒューズがどういった意味を持っているのかなどをしっかり調べた上でDIYされるようにお願いいたしますね
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