写真を撮り忘れたので全体写真がありませんが、いまだに人気がある1つ前の型のマーチが車検入庫いたしました!
こちらの車は普段人を載せる送迎用として使われているようで、昨年(平成29年)11月にブレーキパッドなどの交換を行ってから半年ほどで25000㎞ほども走行しています
それに伴ってあちこちに整備が必要になっているかと思われます
それでは整備開始!
警告灯、警音器などは問題ありませんでしたのでエンジンルームの整備に入っていきます
走行距離は走っていますが、ベルトなどの補器類に関しては問題ありませんでした
エアクリーナーは湿式と呼ばれるタイプで清掃不可なので新しいものと交換しました!
スパークプラグはイリジウムプラグですが、写真の丸で囲んだ電極部分に消耗が見られます
半年で25000㎞も走る車なのでこの辺はしっかりと対策しておかないと失火→不動になりかねません!
ので4本とも新品に交換しました!
ドライブシャフトとタイロッドエンドのブーツはヒビもなく問題ありませんでしたが、ロアアームのボールジョイントブーツには大きなヒビが発生していました!
日産車の場合、ここのブーツが破れるとロアアーム丸ごとの交換になってしまうことが多いのですが、社外品のブーツが見つかりましたのでそちらへと交換します!
ブーツを外した後に古いグリスをキレイに除去し、新しくグリスを充填し、ブーツを叩き込みます
今回はホームセンターに売っている塩ビ管の接続用の配管で30×25の物を使用しました!
昨年(平成29年)11月にフロントのブレーキパッドを交換しましたが、パッド残量を計ってみると4㎜程度でした
新品が10㎜ですので半分以上削れていることになりますね
このままではすぐにでもパッドが削れきってしまうでしょうから予防整備ということでフロントのブレーキパッドを交換します
ブレーキパッドの消耗を抑えるには急ブレーキをしないようにエンジンブレーキなどを使いながらスムーズな運転を心がけることです!
リアブレーキのシュー(ドラムブレーキはパッドじゃなくてシューと言います)も昨年(平成29年)11月に交換しています
リアブレーキシューの残量は3.5㎜
新品が5㎜なのでまだまだ残っていますね
これはブレーキの比率がフロント:リアでおおよそ8:2位になっているからなんです
リアブレーキがフロントより効きすぎちゃうとリアが滑っちゃってスピンしちゃいますからね…
自転車の後輪ブレーキだけ掛ける、といえばイメージしやすいですかね?
次回の1年点検まではもつだろう、とのことで今回はグリスアップと調整のみを行いました!
全て組んでしまったらフルードの交換を行ってブレーキの整備はおしまいです!
国内では日産しか使っていないロックナットです
ロックナットとはドラムブレーキやドライブシャフトが外れないようにカシメたりピンを通したりして、ナットが動かないような構造になっているものを指します
日産の場合リアには写真のようなナットの内側にシリコンのような部分があり、そこがブレーキの役割をしてロックしているわけですね
この構造上、再使用は絶対に不可ですので、気を付けましょう!
実はミニ四駆のロックナットも同じ構造だったりしますw
最後の仕上げに冷却水を交換します!
写真でもわかるかと思いますが、冷却水の色は緑なので、これは通常のLLC(ロングライフクーラント)になります
通常のロングライフクーラントは車検毎の交換がベストなので交換していきます!
このタイプのLLCは水で希釈しますので、30~50%ほどに希釈して注入し、念入りにエア抜きを行います!
LLCは自動車のヒーターにも使われますので、LLCが劣化すると車内のヒーターコアが腐食→車内に水漏れとなることもありますので、全量交換はきっちりと行います!
整備が終われば車検場に持ち込んで検査を受けます
もちろん1発合格なので工場へ戻り、車内・車外の清掃をしてから新しいステッカーを貼って納車となりました!
今回の金額は諸費用含めまして合計129,000円となりました
ありがとうございました!
お電話でのお問合せは
0949-22-3072
で受け付けております。
お問合せフォームは24時間受付をしておりますのでお気軽にお問合せください。
>> お見積りフォームはこちら