いつもご利用いただいているお客様からハイブリッド車種、インサイトの車検を承りました!
早速作業に入っていきます!
まずリフトに揚げる前に灯火系、ホーン、ワイパーの作動状況を確認します
問題なければ古い点検ステッカーなどを剥がして綺麗にしておきます!
続いてはエンジンルーム内の点検を行っていきます!
ここが一番点検項目が多いのですが、張り切ってまいりましょう
・バッテリー
・ファンベルトなどのベルト系
・スパークプラグなどの点火系
・LLC(冷却水)などの水周り
・エアクリーナーエレメントなどの吸気系
・燃料供給のフューエルホース
・エンジンオイルなどの油脂系
などなどそれぞれをチェックしていきます!
ここで唐突ですがインサイトのスパークプラグの外し方を紹介します!
ネットで見てみたら皆さんエゲツナイ方法で外されてたので、整備書の方法で行っていきます!
インサイトはツインプラグですが、前側の4本は問題なく外せるかと思います
問題は裏側
ネット上ではスロットルボディとインテークマニホールド(エンジン上の黒い部分)まで外してましたが、そんな事をする必要はありません
基本的には2代目のFITと同じ方法となります
まずはワイパーを外してその下のカバーを外していきます
写真の黄色い丸のところにピンがありますので、そのピンを内側のカバーで2つ、外側のカバーで運転席側の1つ外すとカバーが外れ、ワイパーへアクセス出来るようになっています
カバーを外したらワイパーとその下の鉄板を外していきます
ワイパーは赤丸のところ、鉄板は黄色の丸のところにビスがありますのでそれを外してしまうとカバーが外れます!
ここまでくればプラグにまでアクセスできるようになります
使う工具も10mm、12mm、14mmのディープソケットとラチェット、長短1個ずつの延長ソケットがあれば出来ちゃいます
スパークプラグを取り外して点検した所、焼け方もきれいで電極の消耗も無かったので元通りに組みなおしました!
最近の車にはイリジウムプラグや白金プラグが使われることが多く、10万kmは無交換OKなんて謳われることもあるので、メンテナンスの機会もかなり減少してきました
実際の所5万kmも走行すれば電極が消耗しだしますので車検の際にはしっかりと点検される事をオススメします
エンジンルームの点検と整備が終わったら次は足回りの整備に入ります!
ハブベアリングとタイロッドエンドのガタ、タイヤの点検などを行ってタイヤを外し、ブレーキなどの点検へ移ります
ブレーキパッドの残量や磨耗具合、ブレーキディスクの磨耗具合やピストンの状態、ブレーキホースの状況などを細かくチェックしていきます
組上げる際にはブレーキパッドやスライドピンを忘れずにグリスアップしておきます
特にスライドピンのグリスは劣化してキャリパー自体が固着している車両もよく見かけるので忘れずにやっておきます!
自動車には「ブーツ」と呼ばれるゴム製のカバーがいくつか存在します
中にはグリスが封入されているので裂けるとグリスが飛び出てきて汚くなるばかりか車検としてもアウトです
当店の場合、ゴムの劣化によるヒビが見つかった時点で予防も兼ねて交換させていただいてます!
今回ヒビが見つかったのはタイロッドエンドブーツというハンドルとホイールを繋ぐ部分に取り付けられているブーツです
チャチャッと交換してフロントの足回りを組上げていきます
フロントの足回りが終わったらリアの整備に入っていきます
インサイトはハイブリッド車ですが、基本的な構造は一般的なガソリン車と変わりません
リアブレーキも一般的なドラムブレーキを採用してますので、通常通り整備していきます!
内部の清掃とグリスアップ、調整を行って組上げました
組上げたらタイヤをつけて規定トルクで締め付けて車検準備終了です!
点検・整備が終わると車検場に持ち込んで検査を受けます!
第三者である国の施設で検査を受けるため、誤魔化しは利きません
もちろん何の問題もなく1発OK!
工場に戻って車内・車外の清掃と新しいステッカーを貼れば車検は終了です!
ありがとうございました!
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